中学受験の埼玉・千葉入試、共通テストが終わり、そろそろ高校受験の推薦入試が始まります。兼学塾では本年度は国公立大学の志望者がいなかったので、この土日は穏やかな気持ちでいましたが、受験生は、出題傾向の変化や「情報」に対応できるか緊張が高まったと思います。
本年度の共通テストでは、問題文が長すぎて解きにくい問題が少なく、かといって解き方を詰め込んで吐き出すだけの問題もなく、受験生の指針として活用したい内容でした。共通テストを目標にすれば、中学~高1では幅広く基礎知識を理解することに重きをおいて、高2以降はリテラシーが向上するようにトレーニングするという、バランスが良い学習を自然とできます。
兼学塾としては、二次試験の負担が軽い国公立大学や、私立大学の一般入試を受験する生徒さんには、高2頃までは共通テストを目標にして授業していきます。私立大学の総合型選抜を考えている生徒さんも、大学進学後の教養科目で困らないように、英語、現代文、数学、公共、情報、その他自分の専攻したい分野と関連のある科目は、受験勉強しておく方がいいと思います。
日頃の授業で、定期テスト対策などを通じて基礎知識の定着をはかる、長文を読んで考察できるように国語の読解や数学の応用問題を演習する、英検の問題などでリーディングや要約を練習するなど、今の授業でしていることを、抜けがないようにフォローしていきます。
ただ、共通テストでは問題文を読めば答えを推測できる問題が多く、国語や英語では知識問題があまり出題されないので、受験生が知識の暗記を軽視しないようにアドバイスすることは必要だと思います。標準的な参考書程度の知識があやふやなまま勘で正解するのは、あまりいいことではありませんし、そもそも私立の一般入試の勉強が大変になります。定期テスト、検定試験、模試などを一つ一つ大切にして復習する雰囲気をつくりたいです。