7月に入ってから、夕立で塾で行き渋っている、頭痛で塾に行けないなどの理由でのお休みが増えています。中学生以上でも、おうちの方がいらっしゃらないと自分で判断できず、無断欠席になってしまうこともありますが、気になさらないでください。お仕事中や下のお子さんの送迎中、ラインやメールを見逃してしまうのは、当たり前です。「迷ったら、とりあえず塾にメールする」というルールにして、ご本人にまかせてください。
今は、末のお子さんの手が離れても専業主婦をしていると責める風潮がありますが、実際には中学生になっても状況に応じてとっさの判断をするのは難しく、子供だけだと色々なことが起きてしまいます。小5くらいでは「友達と遊びたいから」という理由で1時間以上早く来てしまったりしますし、中学生でも、お家の方と連絡がつかないと不安になり、結果的に無断欠席や遅刻になってしまうことがよくあります。自転車置き場がいっぱいのときご近所に自転車を放置して苦情がくる、バケツ田んぼやメダカの水槽を割ってしまっても黙って帰る、というような失敗をしてしまうお子さんもいます。
学校で優等生でも、あまり関係なく失敗してしまうので、本来、高1くらいまでは、一人で社会に適応した行動をとるのは難しいのだと思います。今は、ご両親が夕方に働いているのは当たり前ですし、お祖母様もお忙しいので、お家の方がフォローするのには限界があります。周りに迷惑をかけないために貧困に陥るのもおかしいですし、失敗を活かして社会性を養うと考えるほうが建設的だと思います。首を捻るようなことをしながらでも、毎週塾に来て勉強するようなお子さんは、高2くらいになると、たいていは他者の意見を聞いて行動し、進路に向けて努力するようになります。
兼学塾では、他の生徒さんに大きな迷惑をかけなければ何かあっても特に問題にしていませんし、学校でおバカをやらないための練習として、塾を利用してほしいです。夏休みは、お家の方の想定を超える失敗をしてしまうかもしれませんが、いじめや非行でなければ、一夏の経験をしたと割り切って、ご家族で楽しく夏休みを過ごしてください。