塾の本棚では、読書感想文に向いている本を自由に読めるようにしています。また、リクエストがあれば読みたい本を購入します。中学受験や高校受験でよく出題される作家の小説を集めています。受験生は息抜きにもどうぞ。また、夏目漱石や芥川龍之介など、高校の国語で取り上げられる作品も置いています。中学生は、少し背伸びして、ぜひ戦前の文学作品を読んでみて下さい。
塾や図書館を活用しながら、本選びから清書まで、しっかりと読書感想文の宿題に取り組んで下さい。本選びのアドバイスや、作文の添削が必要な場合は、授業で言って下さい。
読書感想文は、字数と原稿用紙の使い方以外に形式面のきまりがなく、「とりあえず書いてみる」機会になります。近年の学校のカリキュラムでは、表現力を伸ばす取り組みがさかんです。学年が上がるにつれ、参考文献のリストや引用のルールを守る、場面に応じて適切な表現をする、などハードルが高くなります。塾では、文章を書くことに慣れるように、学校の宿題にしっかり取り組む雰囲気をつくっています。
また、読書感想文を通じて、あらすじを要約したり、登場人物の気持ちと自分の意見を区別して書くなど、文章を書く基礎を学ぶことができます。いきなり学校の原稿用紙に書かず、下書きをして、塾で添削を受けたり、読み直しをしてください。(下書き用の原稿用紙は塾にあります)下書きができないときは、過去の読書感想文コンクールの受賞作品をいくつか読み、段落構成や意見の書き方を勉強して下さい。
新聞コンクールや自由研究など、読書感想文以外の宿題も、アドバイスを聞きながら試行錯誤することで、高校以降の学びで必要なスキルを身につけることができます。「新聞ってどこで買うんですか?」のような質問もOKなので、塾で相談しながら難しそうな宿題にもチャレンジして下さい。