先週の授業で、中3の生徒さんから都立高校のスピーキングテスト(ESAT-J)の配点について質問があったので、教育委員会HPのリンクを貼っておきます。不明な点は教育委員会のHPなどで調べ、冷静に出願先を決めましょう。
chirashi03.pdf (tokyo.lg.jp) 令和4年度中学3年生対象 中学英語スピーキングテスト(ESAT-J)のお知らせ~都立高校入試への活用について~
都立高校と私立の併願推薦を受ける場合、普通はESAT-Jと英検3級または準2級が必要で、スピーキングテストを受けることになります。本年度までの試験では、学校の英語の成績が3以上で、都立の共通問題や英検3級の筆記試験を得点できるくらいの英語力があれば、特に問題がなかったと感じます。 都立高校の入試で1020点満点中スピーキングテストの配点は20点ということもあり、兼学塾では、英検の二次対策の希望者に面接カードの練習をしたくらいでした。
ただ、勉強時間に余裕があれば、中学生から、ライティングやスピーキングの練習をするほうがいいと思います。自由英作文では、英検準2級に合格している生徒さんでも、意外とHe is likes to playing tennis. のような英文を書いてしまうことがあります。ライティングやスピーキングの練習を通じ、目的語と補語の違い、不定詞と前置詞+動名詞の違いなど、あやふやな点に気づけます。中3の学力なら、中2までは暗記と反復練習で済ませていたことも論理的に理解でき、あやふやな点を基礎に戻って勉強すると効果的です。
また、近年の高校の授業では英語の運用能力を高めることが重視され、高1から、英語でレポートを書いたり、ディスカッションやプレゼンテーションをすることがあります。たまに、入学早々、英語の宿題が分からないと生徒さんから相談されることがあります。高校入学の時点で、都立の入試程度のライティングやスピーキングの力をつけ、辞書や翻訳ソフトなどの使い方に慣れておくと、スムーズに高校の学習ができます。