定期テストや最後の三者面談が終わり、志望校が定まりました。後は受験勉強するだけです。ここで、今から冬休み明けくらいまでの家庭学習の注意点をまとめます。
・学校の勉強には、引き続きしっかり取り組む。
この時期に習う数学の三平方の定理、公民の経済・国際分野などは、受験で重要な単元です。また、先生によっては、都立の共通問題を目安として受験に役立つ授業をしてくれます。学校の授業に集中できるように、夜更かしして勉強せず、学校の宿題もしっかりやりましょう。
・冬休みの学習計画を詰め込みすぎない。
冬休みは短いので、無理な学習計画をたてると、消化しきれず不安を残してしまいます。「都立の過去問を3年分解く」「円と三平方の定理のワークを解く」「英語の長文問題を1日1問やる」など、現実的な小さい計画をたてて家庭学習しましょう。
・知識をアウトプットする練習に力を入れる。
冬休みの学習計画では、英単語の暗記など、知識の暗記に偏らないようにしましょう。英語や国語の読解問題、数学の証明問題、過去問や模試の問題など、難しかったら解説を見ながらでもいいので、入試レベルの問題を解いて下さい。
・都立の推薦を受ける場合は、記述問題の練習をする。
推薦入試は高い倍率になりやすく、換算内申で模試の予測を上回っていても、あまりあてにできません。推薦対策に時間をかけすぎないほうがいいですが、推薦入試を目標にして資料を分析する力や表現力をつけると一般入試でも役立ちます。過去問や模試の問題で、国語の作文問題や、社会の記述問題を解いて、学校や塾で添削してもらって下さい。また、東京都教育委員会のHPや、各高校のHPに、過去の推薦入試の問題が掲載されています。
最後に、単願推薦がとれた場合でも、進学予定の高校の過去問や、英検の問題集を勉強し、学習習慣を維持していきましょう。