あと1ヶ月で、埼玉・千葉受験が始まります。今一度、「埼玉・千葉受験で不合格になったらどうするのか」「東京都内の受験で不合格になった場合、埼玉・千葉受験で合格した中学に進学するのか」といった方針を、ご家族で確認すると安心です。特に、寮がある遠隔地の中学を受ける場合は、中高で多額の教育費が必要になるので、慎重に検討する必要があります。
なぜ、このようなことを申し上げるかというと、中学受験生の場合、この時期になっていても受験というものをリアルに理解していないことがあるからです。悲観的に考えすぎていたり、大人がうるさいことを言っているだけでどうにかなると甘く考えていると、不合格になってしまったとき、落ち込んでしまいます。また、学費や交通費、通学時間などの負担を小学生が想像するのは難しいので、お家の方から見て困難な点があれば、事前に説明しておくほうがいいと思います。
小学6年生が客観的に状況を分析できないのは当たり前なのですが、悪い結果も想定して方針を共有しておけば、予想外の不合格になっても、塾にすぐ相談して、次の試験日に向けて勉強することができます。こういうところも含め、受験は社会的なトレーニングのチャンスになります。この時期は、お家の方も緊張することが多く、お疲れだとは思いますが、ぜひもう一度、ご家族で併願校の方針を確認なさって下さい。
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