北区社会福祉協議会の広報誌「きたふくしVol 173」に、受験生チャレンジ支援貸付事業貸付金の説明会に日程が載っていました。令和5年8月29日(火)、9月28日(木)、12月1日(金)の午後6時、岸町ふれあい館で1時間ほど説明会があるそうです。予約なしでも参加できますが、03-3907-9494(社会福祉協議会 福祉資金担当)から予約すると、優先的に相談できるそうです。
自営業の方や、固定資産がある方は、申し込めるかな?と思っていても基準合わず利用できないこともあります。あてにしていてダメだと学習資金の計画が狂ってしまうので、早めに制度の詳細を確認して、申込みを終わらせることをお勧めします。
また「きたふくし Vol173」には、ひとり親世帯向けのバスツアーや、「子ども・若者応援基金」の広報も載っています。最近のメディアでは格差の問題が取り上げられることが多く、裕福な標準世帯でないと多様な体験ができなくて大学入試で不利になる、というメッセージを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、自治体や教育機関でも、このような問題は共有されていて、広報誌やプリントなどに目を通せば、経済的な補助や、様々な体験の機会を知ることができます。
実際には、人気があるイベントの予約が取りにくかったり、収入や世帯構成などの基準が合わなく利用できないなど、大変かもしれません、ただ、お家の方が情報を収集し色々試していくことで、子どもに、チャンスを探して活用する姿勢を伝えられます。高校生くらいになれば、大人顔負けの行動力やコミュニケーション能力で、生徒たちは道を切り開いていきます。
入試方式が多様化するなか、一般入試では計画性や知識を身につけられる、推薦入試では社会体験をして表現力を身につけられる、など入試を通じてどんな能力を伸ばしたいのか考えるのが大切です。学習環境や体験を簡単に用意できなくても、情報収集、資金調達、自分で努力する姿勢などを身につけるチャンスととらえ、仕事を楽しむように入試を乗り越えていくことで、入試を活かせると思います。