中高一貫の私立中学に通っている場合、塾などで追加の勉強をするよりは、「学校の課題をしっかりやる」「1学期の定期テストを解き直したり、あやふやなところを復習する」ことが最優先です。特に数学では、非常に速く授業が進むことが多いので、普段の勉強だけだと、どうしても理解不足な点が残ってしまいます。長期休暇の学校の宿題は、その穴をなくすために勉強できるようになっているので、ただ問題を解いて丸付けするだけではなく、分からない点を学校や塾で質問したりノートに解き直して下さい。
レポートやプレゼン資料の作成などの宿題も、中学生でテーマの決め方や参考文献の表記の仕方などを身につけておかないと、高校や大学で困ります。分からない点は教科担当の先生に質問し、手抜きせずにがんばってください。
学校の勉強は大丈夫な場合は、中学生のうちは好きなことをしていればいいと思いますが、しいていえば家庭学習で英語の予習や単語の暗記をするのがおすすめです。何をしたらいいか分からないときは、英検やGTECなど検定試験の教材をやってください。中学生のうちに英検準2級をとり、高1で英検2級に合格しておくと大学受験の勉強が楽になります。
ところで、最近は、総合型選抜で大学受験するための実績作りで、休み中も活動し続けなければというプレッシャーがかかりやすいですが、中学受験から就職活動まで他者の基準や目線を意識して努力し続けるのは大変です。息を吸うように適切な努力ができるタイプならいいのですが、ダラダラしたかったり、やってみたいことがあれば、好きなことをできるのが中高一貫校の良さだと思います。必要な勉強はやったうえで、人生で一番自分らしくできる時間を楽しんで下さい。
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