近年のカリキュラムでは、文章や資料を理解し、考え、表現する力がますます重視されています。中学の定期テストでも、資料を読み取って文章でまとめる問題など、物事を理解して表現する力を試す問題が出題されます。「定期テストは試験範囲の暗記」「塾で長時間勉強すればどうにかなる」という感覚だと、今の定期テストでは高得点をとれません。
まずは、学校の授業でレポートやプレゼンテーションにしっかり取り組むことが大切です。学校の先生の指示を守り、学校や塾で添削してもらって直す習慣をつけると、中学の授業だけでもかなり文章力がつきます。
兼学塾では、中3の受験生には、定期テストの前に記述対策をしています。都立高校の出題傾向をふまえたうえで、試験範囲の総復習ができる学習内容にしています。
・国語の200字作文(教科書の要点をまとめる問題を作成、Vもぎの過去問や都立の入試問題)
・英語の自由英作文(試験範囲の文法を使う問題を作成、公立高校の入試問題)
・理科、社会の記述問題(試験範囲から記述問題を作成)
・数学の証明問題
家庭学習で定期テストの記述対策をする場合、「教科書トレーニング」(新興出版社)など記述問題が載っている教科書準拠問題集を解き、学校の先生に見てもらうのがいいと思います。
定期テストを目標にして記述問題を解くと、冬休みまでに3回は書く練習ができます。文章を書く力はすぐには伸びないので、まずは中間テストで記述問題を正解できるようにテスト勉強して下さい。
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