兼学塾では、中学受験をしない小学生にも、理科・社会の授業をしています。小学生のうちは、国語や算数に問題がなければ、家庭学習しなくても理科・社会は何となく分かります。しかし、高校受験や大学受験では、理科や社会がネックになってしまうことがよくあります。兼学塾では、中学生や高校生になって膨大な知識に直面したとき、基礎に結びつけて能率的に学習できるように、地図、歴史の年表、理科の実験や観察などをくり返し復習させるようにしています。
授業の内容は、小学校の授業にそってドリルを解く程度の簡単なものですが、学校の復習をする習慣をつけることが大事だと考えています。「理科・社会は暗記科目」という先入観で、定期テストの前だけ問題集を暗記していると、すぐに忘れてしまいます。すると、中2で習った化学式を中3のイオンを習うときには忘れている、というような無駄が多い勉強になります。小学生のうちから、「学校の授業を受ける→どこを学校で勉強したか塾で伝える→プリントを解く→夏休みなどに総復習する」という流れをつくり、中学入学後に能率よく学習する準備をしています。小学生のうちは、受験勉強といういうより、何を勉強したか整理して忘れ始めたころに見直す、という習慣づけを重視しています。
また、兼学塾では、中学生に対しても、苦手な単元では小学校で使った教材の解き直しから始めています。例えば、中2の電気では、並列回路と直列回路の違いなどで混乱することが多いですが、小4の電気回路の教材では、分かりやすくポイントがまとめられています。小学生のうちから、理科・社会の教科書や問題集を活用することで、中学でつまずいたとき、使い慣れた教材を利用して容易に記憶を喚起できます。