兼学塾のHPやパンフレットでは、小5から塾生の募集をしています。なぜ小5かというと、小5からは筋道をたてて考える力が求められ、勉強が急に難しくなり、塾など他者のアドバイスが必要になることが増えるからです。
特に算数では、小4までと比べると、質・量ともにレベルアップします。小5では、小数と分数の関係、単位量あたりの数(平均、密度、速さ)、割合(百分率、円グラフや帯グラフの読み取り)、円周率、図形の角度や面積など、数学の重要な考え方を一気に習います。これらは、関数、図形、化学、物理など中学以降の理数科目に直結します。小学校のテストで良い点を取っていても、直感で答えを当てているだけだと、中学の数学や理科に応用できなくなってしまいます。夏休みや冬休みに総復習するなど、考え方を使いこなせるように反復練習するのが大切です。
小5の生徒さんの授業では、算数の教科書準拠問題集に時間をかけています。家庭学習でも、「教科書ワーク」(文理)や、「算数問題の正しい解き方ドリル」(旺文社)など、基礎的な問題集をくり返し勉強なさってください。問題集の形式だとプレッシャーを感じる場合は、「毎日のドリル」(学研)は1枚ずつちぎって使えるので便利です。
Category: 小学生の家庭学習