公立中に進学予定の小6の授業では、正負の数の予習など、中学入学に向けて準備を始めています。数学は前期の中間テストの範囲まで計算の先取りをして、英語は各人の英語力に合わせて文法の問題集を進めています。中1の6月ごろまでは、何かと忙しく心理的なプレッシャーがかかりやすいので、入学後の負担が減るようにしています。
ただ、中学入学準備として本当に必要なのは、読解力、表現力、数理的なリテラシーだと思います。現在は、中1から定期テストで思考力を試す応用問題が出題され、授業でもディスカッションやレポート作成など国語力を前提とする課題が多いです。英語は、中1から不定詞・動名詞、過去形が始まり、文法を考える論理的な思考力が必要です。
読解問題、作文、算数の文章題などができていないと、授業で主体的に考えられず、全体的にあやふやになってしまいます。テスト勉強したのに基礎学力の欠如で得点に結びつかないと、モチベーションが下がりやすいので、特に説明文や資料の読み取りは重要です。兼学塾では、最低限、漢字、計算、小5の文章題や図形、理科・社会の用語など、リテラシーの土台になる基礎知識を中1の5月ごろまでに復習するようにしています。全員がきちんと勉強するわけではないですが、基礎知識を身につけるのは大切だという雰囲気をつくりたいです。
家庭学習でも、漢字検定や算数検定など、基礎の抜けがないかチェックできるような勉強をしておくと安心です。特に算数検定は、読解力や論理的に表現する力をチェックする問題が出題されるのでおすすめです。
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