今週、来週で近隣の中学の期末テストが終わります。本年度は受験生が多く、緊張感があります。中1の生徒さんはまだのんびりしていますが、中2、中3の姿勢を見ながら、中学での学習に慣れてほしいです。
受験生の皆さんは、夏休みから勉強し続け、本当にお疲れさまでした。特にスポーツと両立しながら頑張っていた人は、しっかり休憩もしてください。前期の成績が出ると、高校に提出する調査書点がだいたい予想できます。都立高校を第一志望にする場合、普通は私立高校の併願推薦をとりますが、前期の成績が出たら、もう一度志望校をリストアップしてください。ギリギリ推薦の基準をクリアできる高校、ちょうど成績相応の高校、調査書点が落ちても受験できる高校を、それぞれ挙げてください。
国公立の高校が第一志望の受験生の中には、受験勉強に集中するあまり、深く考えずに私立の志望校を決めてしまう人もいますが、万が一のことを想定するのはとても大事です。高校進学後、授業の進度が速すぎる、入りたい部活動がない、宗教や理念が合わないなどの問題があると、高校に慣れるまで時間がかかります。1時間が惜しいくらい切羽詰まっていても、高校のHPやパンフレットを読むくらいはしましょう。最近の私立高校は色々カリキュラムに工夫をこらしていて、将来の希望に合った環境を選ぶことで、有意義な高校生活を送ることができます。
特に、総合型選抜や指定校推薦で大学進学する場合は、高校選びがポイントになります。進学実績や指定校推薦の状況、英語検定や小論文の対策授業、探究活動、語学研修やボランティアなどの課外活動、部活動などについて調べ、学校見学で実際を確かめましょう。「やってみたい!」と思える活動がある高校を、自分の目で探してください。