5月に定期テストがある生徒さんたちは、ゴールデンウィーク中からテスト勉強を始めていて、塾に緊張した雰囲気が戻ってきました。私立の中高や都立の進学重点校に通っていて、忙しいなと感じたら、「数学に時間をとられすぎない」ように注意してください。難関国立大学に合わせたカリキュラムだと、非常に数学の授業が速く、負担がかかりやすくなります。高2くらいまでは、副教科も含め、幅広くリテラシーや知識を身につけるほうが、後々良いと思います。数学の問題練習に時間がかかりすぎたら、完璧を目指さず問題を取捨選択して、重要な定理の証明や例題にしぼりましょう。(とりあえず前に進んで全体像が分かると、能率よく勉強できるようになります)
6月に定期テストがある場合でも、5月に運動会や修学旅行がある場合は、今から計画的にテスト勉強をしましょう。特に中3は、「気づいたらテスト1週間前だった」となってしまうと危険です。
塾では、5月中に計算、英文法、理科の基礎などをできるだけ終わらせます。また、国語の200字作文、英語の自由英作文、数学の文章題など、書く力が伸びるような課題を出します。近年のカリキュラムでは表現力が重視され、入試でも、記述問題や作文、面接、英語のスピーキングなどが課されます。家庭学習でできることでは、学校のワークの丸付けをするとき、記述問題の採点基準や模範解答をよく読み、解き直しをすると効果的です。
夏休みまでに定期テストがない学校に通っている場合は、夏休みに入るまでに数学と英語のワークを解き直しておきましょう。前期で習う計算や英文法を固めておくと、スムーズに学習できるようになります。苦手な単元は、学年をさかのぼって基礎固めするとなお良いです。