期末テスト、お疲れさまでした。インフルエンザがはやっていましたが、病欠で再テストになった人も、宿題やテスト勉強を前向きにがんばっていました。中学・高校ではカリキュラムにそって一斉に進むため、病気や怪我がきっかけで遅れると追いつくのが大変で、思いつめて学校に行きにくくなってしまう人もいます。成功か失敗かという極端な基準ではなく、体調を崩さない範囲で勉強し、不十分な点は誰かに相談したり、時間がとれるときに追いつきましょう。特に中3や高校生は、「内申が悪くなったらどうしよう」という不安でバランスを崩しやすいですが、何かアクシデントがあっても、大学進学・就職と長期的にはどうにかなるので、無理せず計画的に勉強して下さい。
テスト前に休んでしまっても、できる範囲で宿題をやって提出し、勉強しきれなかった分は長期休暇などで勉強しておけば十分です。数学や英語では、重要な単元が分からなくなると、全体的に分からなくなることがありますが、困ったら学校や塾の先生に相談して下さい。また、学校行事の練習や体育などでは、やり方が分からなくて気後れしても、とりあえず出席しましょう。中高一貫校に通っている人は、数学や物化で遅れると絶望的な気持ちになるかもしれませんが、目前のテストは捨てて重要事項を習得していけば、長期休暇の宿題などで辻褄が合います。
ところで、中3のクラスでは、ここからは卒業に向けて楽しいことが続きますが、都立高校だけに出願している人は、分割後期・二次の勉強が必要で、まだ受験が終わっていないことを忘れないで下さい。学校の授業は真面目に受け、受験について不用意な発言をしないように気をつけましょう。
もし、前期で不合格になったらと心配で分割後期や二次のことを検索していて、このページを見ている受験生がいたら、まずは学校で配布された都立高校についての資料をよく読みましょう。日本では、能力やおうちの状況に関係なく高校を卒業するための制度が整っています。万が一受験がうまくいかなくても、あきらめなければ大丈夫です。また、東京都教育委員会のHPで分割後期・二次の過去問を見たり、都立の過去問集を解き直すなど、何か勉強に手を付けましょう。