最近、複数の方から模試を受ける回数についてご質問があったので、申込みの注意点について挙げます。
都立高校を受ける場合、Vもぎ(進学研究会)やWもぎ(創育)の模試を受けましょう。近年の都立高校に類似した問題を、本番と近い環境で練習することができます。受験情報という点でも、模試は重要です。模試を受けると、志望校の過去の難易度や、本年度の合格基準の目安を知ることができます。高校の一覧や私立高校の広告などの配布物も、視野を広げるという点で見逃せません。
また、私立高校によっては、模試の偏差値が高いと推薦を取りやすくなることもあります。
模試を受けるときの注意点
・定期テスト、漢検・英検の直前はやめておく。
入試の得点は冬以降の追い込みで上げることができますが、内申点や検定試験では、今の時期からの積み重ねが大事です。定期テストを最優先、次に漢検・英検の勉強を優先しましょう。秋以降は、学校見学などで土日がつぶれることもあるので、余裕のあるスケジュールを組んで下さい。
・秋以降は、月に1回は同じ業者の模試を受ける。
仮に12月の偏差値が55だとして、少しずつ成績が伸びて55になったのと、成績が急降下して55になったのでは、数字からくみ取るものが違います。何回かの結果を比較できるように模試を受けて下さい。
兼学塾では団体申込みはしていません。例年、上記のような注意点のプリントを配布して、各自で受験してもらっています。模試はあくまで任意のもので、ご予算や学力に応じて無理なく受けるので大丈夫です。
他塾にお通いの場合は、その塾の方針に合わせ、スケジュールがきつい場合は担当講師と話し合うのがいいと思います。
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