中3の高校受験生にとっては、今から8月後半くらいまでが、まとまった受験勉強ができるチャンスです。8月後半からは、定期テストの勉強、検定試験、三者面談、学校見学などで忙しく、実際には受験勉強できる時間はあまりありません。
兼学塾では、この時期から8月後半までは、個別の目標をたてて授業を進めています。
・苦手科目を1・2年生の単元から総復習する。
どの科目も真面目に勉強しているけれど、苦手科目が足を引っ張っている場合は、「数学の関数と平面図形を総復習する」「地理の問題集の解き直しと入試問題の演習をする」などの目標をたてています。
・得意科目を、都立の共通問題で8割以上できる水準に伸ばす。
大学受験でも通用するくらい得意科目ができる生徒さんには、高校入学後もふまえ、得意科目の穴をなくし、応用力を伸ばすための授業をしています。
・公立高校の入試問題や英検の問題集で量をこなす。
問題集では入試レベルの問題も解けるけれど、模擬試験で伸び悩んでいる場合、問題文を読むことや答案を書くことに慣れるように、演習中心の授業をしています。
・漢字、1年生の計算や英語など基礎のトレーニング
漢字を写せない、正負の数の計算ができないなど、基礎学力に問題がある場合は、目先のテストの得点を目標とせず、高校入学後に順調に単位をとれるように基礎の復習をします。高校では学生の学力に合わせながら中学の復習から始めるので、今、勉強が分からなくても、高校で伸びることはよくあります。無理に学力をあげようとしたり、あきらめてしまったりせず、学習習慣や勉強のスキルを身につけることが大切です。
以上のように一人一人のタイプに合わせた演習をしつつ、平方根や2次方程式の計算、中1の力学の復習、英語の不定詞や分詞など、9月以降の定期テストの準備を少しずつ進め、8月後半からは定期テストや検定対策などをメインにしています。