2022年の高校1年生から新課程の授業が始まり、2025年の大学共通テストもそれに合わせて刷新される予定です。高校受験生の保護者の方で、理系の大学を受験なさった方は、ぜひ新課程の数学のカリキュラムを御覧ください。数研出版のサイトで、カリキュラムの構成や狙い、大学受験への影響がコンパクトにまとまっています。
編集部より【数学】 数研通信(最新号〜51号) (chart.co.jp)
現在の高校のカリキュラムでは、統計など大学の学びで必要になる数学的知識を網羅しています。さらに知識の獲得だけではなく、数学を応用して思考し、それを表現することを授業で実践することが望ましいとされています。
現在の高校数学では、獲得するべき知識が広範囲にわたるうえに、それらを活用する態度も求められます。高校数学を指導要領にそって学習し、大学での学びにつなげていくには、かなりの基礎学力や、主体的な態度が必要になります。高校受験で必要な問題だけをパターン学習で教えるような指導は、将来、難関大学に進学する可能性がある生徒さんには、あまり良くないと感じています。
都立高校の受験に向けた問題演習を優先しつつも、データの整理、関数の利用、証明の考え方など、それぞれの単元で穴をつくらないように、学校のテストや提出物を隅々までしっかりやるという雰囲気づくりをしていきたいです。
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