区立中学の定期テストが近づいています。兼学塾では、体育などの実技科目も勉強するように、お便りなどでくり返し伝えています。特に、音楽の楽譜の読み取りや体育実技のルールは1年生からの積み重ねなので、がんばるように言っています。技術の作図や情報で困っている生徒さんのフォローをすることもあります。
もちろん、都立入試の調査書点で実技科目の配点が高いからということもありますが、そもそも、中学生として学校で学ぶことには、受験に関係ないことでも積極的に取り組んでほしいと考えています。技術家庭科や保健を学習していれば、様々な危険を避けられますし、お家の方に何かあっても自律的に生きることができます。それだけで、やむを得ない事情で学業を中断したり、将来貧困に陥るリスクが減ります。また、音楽や美術を学習すれば、英語、社会、数学などの理解につながります。社会的な選抜で考慮されない科目は軽視されやすいですが、能力を発揮する土台として、幅広い学習は大切だと思います。
中高一貫校に通っている生徒さんも、どうしても英語や数学に時間をとられると思いますが、メリハリをつけて勉強し、それぞれの科目や課外活動を楽しんでほしいです。
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