塾のパンフレット入れに、私立高校の合同説明会のパンフレットを置いています。また、各高校のパンフレットや推薦の基準についての資料もあります。夏休みまでは視野を広げ、合同説明会などで幅広く情報収集して、パンフレットやHPに目を通しましょう。例えば、通学時間が短い高校を希望する場合、北区・豊島区だけではなく、埼玉の京浜東北線沿線や都電の沿線も調べるなど、少し条件を妥協して色々な高校を調べて下さい。
都立高校を第一志望にして、私立高校を併願推薦で受ける場合、特に慎重に学校選びをして下さい。「単願推薦でこの学校に行くのもいいかも」と思えるくらいの私立高校が見つかると幸運です。第一志望が不合格な場合、どうしても落ち込みやすくなりますが、やりたい部活がある、交換留学したい、たくさん勉強したい、など前向きになれる環境に身を置くと、急に学力が伸びることがあります。第一志望に向けて一生懸命に勉強したことを土台にして、新しい環境で自分に合った活動に取り組むと、次のステップへ前進できます。
また、都立高校にしか出願しない場合も、分割後期・二次、定時制、都立通信制などについて調べ、万が一、第一志望が不合格になったらどうするのか考えて下さい。最近は、様々な状況を考慮して、きめこまやかに高校生向けのカリキュラムが整備されています。「2月の入試でだめなら定時制」というような大雑把な発想で進路を選ばず、各高校の授業や特徴、学習フォロー、進路指導などについて比較検討しましょう。経済的な問題、体調不良、欠席日数が多い、小学校からの勉強が分からないなど、何か困難なことがあっても、環境を選び、地道にやっていけば高校を卒業できます。
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